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「だっせーのっ!!」 「うるせー…」 夜中に校庭に行った日から数日たった夜 俺は同じ大学の後輩である雄輔と飲んでいた 雄輔は直樹の友達で、直樹の紹介で知り合った中 これがまたイイ奴で。 口はすっげー悪いけど。 「未練たらたらにもほどがあんじゃねーの?うじうじうじうじ…めんどくせぇ」 「雄輔、それは言葉の暴力だよ」 雄輔ははっきり的確に言ってくれるから助かる たまに直樹の情報とかくれたりするし 「、、、なぁ雄輔」 「なんすか」 「…なんでもねぇや。ごめん」 「はぁ…、もう、なんなんすかつーのさん!!」 「や、なんなんすかって」 さっきからこの繰り返し でも雄輔は、俺が言い出せるまで待ってくれてる そーゆーとこ、ズルい。
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