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カランカランと、雄輔のグラスの中の氷が転がる
かくいう雄輔は、店員さんに酒のおかわりを頼んでいて、煙草に火を点けようとしているところだった
ふぅー…と、ゆっくり煙を吐く雄輔
男の俺から見てもカッコいいと思うその姿に、少しの間見とれていると
「なんすか？」
「あっ、いや、…別に」
って、俺は視線を外した
雄輔はそんな俺を見て呟いた
つーのさん、相当ダメージ受けてんね、と。
なんで分かっちゃうのかなぁ？って、今の俺の状況だと誰でも分かるか
しばらくすると、「お待たせしました」と店員さんが酒を持ってきてくれた
「勝手につーのさんの分も頼んじゃったからね」
「おぉ、さんきゅ」
ぐいっと冷えた酒を飲むと、酒で火照った体にその冷たさが浸透するような感覚を覚えた
気持ちいい。
俺はため息をひとつついた
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