ep1

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からんと何かが落ちる音がした。 「何やってんの」 「まぁ、くん」 「しないって言ったよね」 「ごめんなさい、私、また」 ぺたんと床に膝をつく。 彼は私を抱っこして、お風呂場へ連れていった。 ぬるま湯で傷口を洗い流す。 痛いけどぞくぞくする。 私はきっと変態なんだろうな。 彼が手当てをしてる間、私はぼんやり彼の顏を見つめた。 キスしたい。 なんて、今言ったら怒られるかな。 もうしない。 何回も誓ったのに、悉く私は其を破った。 彼は悲しそうな声で、私の名を読んだ。
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