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次の朝がやってきて、シャワーを浴びながら昨日の事を思い出す。
下半身が疼いて、自分で慰める。
虚無感と気だるさが一気に押し寄せてきて、ベッドに横たわる。
あ、まぁくん携帯忘れてる。
ほんの、好奇心だった。
メールの履歴、知らない女の子。
雅。
『今日の正樹ゎ激しすぎっ!
でも凄い良かったよ(照』
『ぉゃすみ前に愛してるって言って…?』
『ぁたしも愛してる!だぁーいすきっ!』
殺意と憎悪と喪失感。
ドアが開いた。
「携帯携帯っと…」
何も知らない彼は此方へ来た。
「あれ?那由多。おはよ。」
彼は笑う。
「お、はよ…う」
それだけ絞り出すのがやっとだった。
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