ep1

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「…どうした?気分悪いのか?」 「正樹、これ、どういうこと」 私は携帯を突き付ける。 彼は一瞬ハッとする。 「…見たの。」 「見ちゃった。」 彼は悲しそうな顏をした。 私は泣きながら怒鳴る。 「何でっ…!私は、私には正樹しか居ないのに!!」 「…ごめん」 何でそれだけなの もっと他にも言うことあるじゃない 馬鹿、馬鹿、馬鹿! 「私、見ちゃった。違う女の子とホテル行くとこ」 「え、何時。てか何で。」 「散歩。病院帰り。」 「…マジかよ」 彼は心底面倒くさそうに舌打ちした。
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