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「…どうした?気分悪いのか?」
「正樹、これ、どういうこと」
私は携帯を突き付ける。
彼は一瞬ハッとする。
「…見たの。」
「見ちゃった。」
彼は悲しそうな顏をした。
私は泣きながら怒鳴る。
「何でっ…!私は、私には正樹しか居ないのに!!」
「…ごめん」
何でそれだけなの
もっと他にも言うことあるじゃない
馬鹿、馬鹿、馬鹿!
「私、見ちゃった。違う女の子とホテル行くとこ」
「え、何時。てか何で。」
「散歩。病院帰り。」
「…マジかよ」
彼は心底面倒くさそうに舌打ちした。
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