金の斧銀の斧

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ああ、とり殺されるのか。 と思いきや、女はオレを無視してオレの腹の上の斧を掴みとり、水面に昇っていった。 昇って行くおばけを目で追う。 どうやら水上にまで顔を出したようだ。 声が聞こえる。 『あなたが落としたのはこの金の斧ですか、銀の斧ですか?』 優しい声が。 女神様はおばけだったんだ。 オレの意識はまた失われた。
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