花吹雪

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花吹雪

気が付くと、オレはいつもの桜並木の道に立っていた。 いつも、彼女と一緒に帰る道。 もう散ったはずの桜が咲き誇り、すばらしい花吹雪を演出している。 今年の桜は、こんなに綺麗だったろうか? オレは呆然と桜を眺めていた。 あれ、よく見れば、前方を彼女があるいているではないか。 オレは大きな声で彼女の名を読んだ。
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