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『いいえ。ちがいます。』
「では、なぜですか?」
先程までニコニコしていた沖田までも真剣な顔になっていた。
『私がこれからお話する事を少し聞いてください。』
2人はわかった、と言い
雪路はゆっくりと、自分自身でも整理しながら話をした。
『私はどうやらこの時代の人間ではないようです。』
「ははっ何を言い出すかと思えば…」
『信じられないのはわかります。
私自身信じられないのですから。
私の時代で、あなた方の事は有名で多くの人々に語り継がれているんです。
私もあなた方の事が書いてある本を呼んでいたので大体の事は知っています。』
「だから名前、わかったんですね。」
『はい。
でも想像以上に綺麗な人たちで驚いていますけど。』
「おい、総司。
お前こいつの話信じるのか?」
「信じますよ。
だって面白いじゃないですか!」
「面白いって…」
「それに、嘘をついてる目じゃない。」
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