第1章 はじまり
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ジリリリリリ…! 夢から現実に引き戻す音。 『はぁ…』 けたたましく鳴る目覚まし時計を止めて起きる事にした。 時刻は朝の5時すこし前。 雪路の毎日はここから始まる。 慣れた手付きで袴に着替える。 そして家の敷地内にある道場へ行く。 …と。 「遅い!!」 いきなりの怒声。 声の主は父であった。 「3分オーバーだ。素振り300本追加。」
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