第1章 はじまり

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高宮雪路になったのは10歳の時だった。 はじめは門下生として道場に通っていたのだが才能を見込まれて養子になった。 雪路を養子にする際、 高宮家の親族が反対していたが父はガンとして意志を曲げなかった。 未だに親族はおろか一緒に暮らしている祖父母も雪路に辛くあたっていた。 だが、父だけは本当の娘のように育ててくれた。 だから父に歯向かうようなこと、 裏切るようなことは決してしないと決めている。
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