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「ちょ、ちょっと下ろしてくださいっ!何なんですか!ドッキリ!?ドッキリなの、これ!?」
新入生に対するドッキリなんだろうか?でも、これは恥ずかしすぎる・・・。
私絶対重い!こんなイケメンさんに担がれるなんて・・・予想外だ。
学校の近くにある端っこの暗そうな倉庫の前に着いた。
え・・・!?まさか、危ないことされそうになってる!?
だって、ドッキリでこんなところに連れてこないよね?
嫌・・・!そんな対応したことないし!
変質者さんの手によって、暗そうな倉庫の鍵が開けられた。
「ただいまでーす」
変質者さんとイケメンさんが、倉庫の中に入り声を揃えてそう言う。
イケメンさんに担がれている私は、どうも何も分からない。
肩からストンと下ろされると、ようやく倉庫の中が見れた。
「おかえりなさーい」
何人かの声が聞こえた。
「!?」
薄暗い倉庫の中には、綺麗な女の人が2人と・・・これまた可愛い少年と、ちょっとチャラついてそうな格好いい人。
「・・・こ、ここは?」
良かった・・・。とりあえず女の人もいるみたいだし・・・。
私が聞くと、横にいる私を担いできたイケメンさんが口を開いた。
「ここは、何でも部」
「何でも部?」
「そう。そして、キミは選ばれた新しい部員」
私がイケメンさんに聞くと、逆の横側からヌッと、変質者さんが出てきた。
「ぶ、部員・・・?」
「そうっ!
まあ、説明するからさ」
イケメンさんと変質者さんに肩をポンと叩かれ、呆気になり何も言葉が出なかった。
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