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「お前がブツブツ呟くなんてホントに珍しいな。お前ってそんなキャラだっけ?」
野間口が何か言っているが、聞き取る余裕がないのでスルーを決め込もう。
俺は今日さえのり切ればいいのだ。しかし、のり切れなければ俺の生活に光は無い。
「おい、さっきからシカトするなよ。おーい、聞こえてますかぁ?」
人が集中してる中で、さっきから野間口がうるさいので一言言ってやろう。
「黙れ野間口!!お前に俺が救えるか!?」
「俺らのシフトもうすぐだぞ」
あっさり流された…、も○○け姫ネタのつもりだったんだが…、てゆうかもうすぐか、頼むからあの悪いクセが出ないことを切に願う。
そう思いながら、俺と野間口は職員用の更衣室を後にした。
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