大団円

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「………親公認かよ」 ツユが呟く ジンを見ると、顔がにやついていた 「ジン…顔キモい…」 「や、だってよ……てかうるせぇよ」 「だって何?」 「うん。嬉しくて」 可愛い事を言うジンに、ツユの方が赤くなってしまった 「何か……」 「ん?」 「結婚式みたいな騒ぎだったな」 いつか島で言えなかったセリフは、何とツユに取られてしまったが ジンはニヤニヤが止まらない 「戻ろう」 顔を引き締めてジンがツユの肩を押す 「ジン」 「おう」 「乾杯」 ちんっ 寒い外に長居は無用だ
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