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それはとても寒い夜のことです。
今日も犬の散歩と偽り僕と兄(以後S)はYが居る公園に向かいました。
もちろん犬はいつもいます。
家を出たのは大体8時頃…しかし、かと言って親も何も言いません。
「行ってきます!」
いつもどうり簡単に抜け出すと彼がいつも居る場所に向かいました…
「ようY、元気か?今日も寒ぃなぁ…
あ、飯持って来たけど食うか?」
SはYに「なんでもいいから食べるもん持って来てくれ」と言われていたので、潜かに持って来たおにぎりとかパンとか水を僕に持たせて毎日渡しYはなんとか生きていました。
しかし雨の日はコンビニとかで万引きして飯を食い、盗んだ酒を飲み、タバコ吸ってやりたい放題やってました。
よく考えると彼が家出している時、いつもすっきり遊べた気がします
Yも楽しそうで、いつも回りの友達を巻き込み自由な日々を送ってました。
「あぁ一日ぶりの飯だ
ありがとう…」
うれしそうに御礼を言うとYは凄い勢いで食べ始めました。
そしてあげてから、わずか一分後には無くなっていました
「お前噛んでないだろ?」
Sが聞くとYは「いや、美味しかったからつい…」
と満足げな顔で言いました。
その後はアニメ系の話しをしたりゲームの話しをしてかなり盛り上がって気が付くとカンフーらしきものでSとYが闘い始め、僕は静かに見守っていました。
(その後なぜか巻き込まれる…)
さあまだまだ終わりません。闘いが終わったあとは絵を描きます。
そしてまぁ飽きたらまたカンフーで闘い、遊具で遊びとにかくそんなことを繰り返してました。
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