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心絵
いつも通りの道、匂い景色、それがあるのは当たり前だと感じていた、でももし大切な人が居なくなり、二人のうち一人だけ助ける事が出来たらあなたはどうしますか?
『早く起きなさい!!』
今日は2006年11月23日クリスマスイブの一日まえだった。そしていつものように彼の朝が始まる、彼の名前は
長田 慶(おさだ けい)
都内に住んでる高校生だ、慶はいつも起きるのがギリギリだ、なので今日の朝もいつも通りギリギリに起床する、でも焦らないのが慶の特徴だ、慶は一軒家にすんでいて部屋は二回にあるのでいつも髪をクシャクシャにしながら眠そうに下に降りていく、
『おはよっ、お兄ちゃん!!』
元気よくあいさつをしてきたのは二つ下の妹の由香(ゆか)だ。
年もそんなに離れてないので結構仲が良い方だと俺は思ってる。
俺の家は父、母、妹、そして俺の四人家族だ、父は今日は夜勤明けなので部屋で寝ている。
『早く行かないと今度こそ遅れるわょ!!』と母にどなられる、いつものことだ、横で由香に軽く笑われながらも朝ご飯を焦る事なく食べ続ける、そして少し朝ご飯を残して出ようとすると
『待って!私も行く!!』
由香が少し焦りながらきた。
由香は同じ高校生だ、同じ高校ではないが、近くの高校に通っている。
『そういえばお兄ちゃん?』
『ん?』っとそっけない返事を返す。
『お母さんたち今日は用事があって遠くまで行くから帰るのが遅くなるってさぁ』
『ふぅ~ん』とまたそっけない返事を返す。しばらく歩くと由香は『じゃ、私こっち行くね、から勉強頑張ってね』っと笑顔で言い残し小走りで駆け出した。
俺も腕時計を見てもう一度時間がない事を確認してからようやく焦りを覚え、早歩きになった。
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