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「ごめん」
「わるかった」
とはしゃいでいた男子たちが次々にあやまった。
その時になって我に帰ったフェイトが急に恥ずかしそうに顔をうつむけた。
「うん。こんどから気を付けてくれればいぃょ」
言葉も最後の方は覇気がなくなる。がパッと顔を上げてなのはに手をさしだす。
その手に引っ張って立たせてもらったなのはは自然とものすごくフェイトと顔が近くなった状態で
「ありがとうフェイトちゃん。凄く嬉しかったよ」
と笑顔でお礼。例のごとく頬を染めたフェイトは
「な、のは」
言葉を上手く口に出せずだった。
それを見ていた生徒たちが2人をもてはやし始め教室の静寂は一瞬にして歓喜や悲鳴、「ヒュ~」というからかいなどでにぎやかになる。
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