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だがすずかがスパイクのコースを読んで跳躍、そのままフェイトのスパイクをスパイクで打ち返した。
<バン!>
強烈な打球が地面に突き刺さった。
「流石ねすずか」
「運がよかったんだよ」
アリサとすずかが例のごとく言葉をかわした。
「大丈夫?なのは」
フェイトはなのはを気遣っていた。
「うん、平気」
なのはが弱々しく微笑む。だがフェイトの顔には影がさしていた。
「ごめんね、なのは」
「どうしてフェイトちゃんがあやまるの?」
「だって、グスン、なのはを守れなかったし。グスン、せっかくなのはが頑張ってくれたのにふいにしちゃたし、」
フェイトが遂に泣き始めてしまった。
「フェイトちゃん」
呼び掛けてからなのはは自分の顔をフェイトの胸にそえた。
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