護りたいもの

2/10
前へ
/188ページ
次へ
目が覚める。 白い天井が目に映る。 ここずっと見てきた白い天井。 それが今日はどこかいつもよりさらに寒々しさを感じさせる。 いつもそばに居てくれた人がいない。 「フェイトちゃん」 その人の名前を口にしてしまう。 「だめだなぁ‥‥‥すこし1人でいるだけなのにこんなんじゃ」 自嘲するように笑う。 なのはは上半身を起こして朝日の差し込む窓を見た。
/188ページ

最初のコメントを投稿しよう!

34人が本棚に入れています
本棚に追加