護りたいもの

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朝日の眩しさに目を細める。 足を動かそうとしても足に力がいかなくてピクリとも動かない。 手はなんとか動くけど、それでも‥‥‥どうしようもなく怖くて、怖くて、怖い。 パイプ椅子を見る。 今は空席だ。 怖さに加えて薄ら寒さを感じる。 あと、皆に申し訳ない気持ちも。 いっぱいいっぱい心配かけて、いっぱいいっぱい迷惑かけちゃって。
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