34人が本棚に入れています
本棚に追加
「れ、礼なんていらねぇよっ」
ヴィータがプイと顔を背ける。
「ぅうん。ありがとうヴィータちゃん。なんだか気持ちが楽になったよ」
どこかすっきりした表情のなのはが改めてもう一度お礼を言う。
「‥‥‥ふぅ。じゃああたしは仕事に戻る」
「え???もう行っちゃうの?ヴィータちゃん」
「ああ。まあ、また年明け前には戻ってくる」
そう言ってヴィータは立ち上がった。
「ホント?」
「ああ。‥‥‥あと、それから‥‥」
ヴィータはドアの前で立ち止まり
「すまなかったな」
最初のコメントを投稿しよう!