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そのアリサの真剣な眼差しに士郎は折れた。
「あぁ、そうなんだよ。意識不明の重体だそうなんだ」
それを聞いたアリサの目がまた見開かれる。
「そんな」
そしてアリサも崩れ落ちた。
「アリサちゃん!」
そんなアリサにすずかが走りよる。
だがアリサの目は虚ろだ。
「そんな‥‥‥だからあんな夢、‥‥う、嘘よ、そんなの、なのはが、あの子が‥」
「アリサちゃん!!!」
すずかが今にも泣きそうな顔でアリサに呼び掛ける。
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