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「なのはがさ、あんなふうに私達の前で笑えたのはやっぱりフェイトがいたからだと思うから」
そう言ってアリサはフェイトに向き直った。
「私も、フェイトちゃんがいたから、またなのはちゃんの笑顔がまた見れたんだって思う」
とすずかもアリサに同意する。
でも、二人の言葉にフェイトは顔を俯けた。
フェイトはギリギリッと下唇を噛んで、
「ホントにそうなのかな?ホントに私はちゃんとできたのかな?‥‥‥‥だって、私がもっとなのはに気を付けていたら、なのははケガなんかしなかったかもしれない。ううん、しなかったはずなんだって、私にはもっともっとできることがあったんじゃないかって、あったはずなんだ。‥‥‥‥なのに、」
フェイトの唇から顎にかけて血がつたう。
フェイトは苦しそうに目をきつく瞑った。
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