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そんなフェイトに向けてアリサが口を開いた。
「フェイト、あのね、私、わかったことがあるの」
アリサはそこで言葉をきった。
そして自分の方を向いたフェイトに微笑んでからまた口を開いた。
「私ね、少し前まで私達五人がいっしょに話したり、笑ったりするのは普通のことだって勘違いしてた。‥‥‥でも、こんなことがあって、そんな生活が、本当に‥‥‥本当に幸せなことだって気付いた。気付かされた。‥‥‥普通だと思ってたことも、実はそうじゃないんだってわかった。‥‥‥‥考えてみるとさ、私とすずかが友達になれたのも、フェイトと友達になれたのも、はやてとだって友達になれたのも、それに、なのはと出会った、出会えたのも奇跡なんじゃないかなって、思うの。‥‥‥そんな奇跡を、また皆で笑いあえる奇跡を守ったんだから、あんたはよくやったのよ!」
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