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フェイトはガツンと頭を殴られたような衝撃を受けた。
なのはがあんなふうに苦しんでいるのに自分はどんな気持ちでなのはに会いにきていたんだろう。
フェイトはさっきまでの自分をいっそのこと殺してしまいたい気持ちになった。
自分が恨めしい、疎ましい、さらにもどかしくすらある。
フェイトは踵を返すとなのはの病室へと戻ることにした。
なのははあんな姿を自分に見られたくないからいつも笑顔を見せてくれていたんだろうと思い至ったから。
フェイトは暗い気持ちのままなのはの病室までたどり着くと中に入った。
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