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フェイトは唇を強く噛んだ。
自分がとてつもなく腑甲斐ないから。
それにくらべてヴィータは何て強いんだろう。
フェイトは思う。
なんて自分の心は弱いんだろう。
ちょっとしたことでグラグラと揺らいでしまう。
それじゃだめだと思ってもまたぐらついてしまう。
このままじゃ‥‥‥
そんなに思い詰めているフェイトにヴィータが
｢別に気持ちがぐらつくのは悪いことじゃねぇさ。あたしだってすげぇ落ち込んださ。でもそれは誰にだってあることだろ？問題はそれを見せるべきじゃねぇ相手に見せるかどうかだ。‥‥‥今回は、なのはに見せるかどうかだ。｣
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