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胸が高鳴って自分でもはっきりとその鼓動を感じることができる。
「な、のは。‥‥きっと、必ず、次こそは守ってみせる」
そんな何時もなら何らかなのはなら言い返すだろうフェイトの言葉に今回は
「うん」
となのははうなずいた。
そのうなずきに若干まざった涙声にフェイトは気付いた。
それと同時に肩下に感じる熱の他に少しの湿りに気付いた。
フェイトはなのはの背中に回していた片方の手を優しくなのはの頭の後ろに添え、今度は優しく、でも気持ちはさっき以上に込めて、なのはが自分から顔を上げるまで抱きしめ続けた。
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