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「なのは‥‥‥‥‥お帰り!」
フェイトの言葉にこちらも涙を目にいっぱいに溜めたなのはが満面の笑顔で
「ただいま、フェイトちゃん」
なのはの細められた目から涙が伝い落ちる。
でもそれは病室で流した涙とは違うもので、
今のなのはの笑顔には何の曇りもない。
フェイトの瞳にはフェイトが憧れて、そして好きで好きでたまらないなのはの、そしてこうであってほしいと思う姿が、どこまでも澄み渡る空の蒼を背景にして映っていた。
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