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リンディの呼び掛けでフェイトの目に気色がもどる。
「フェイト、しっかりして。あなたがしっかりしないで誰がなのはさんを支えるの?」
「な、のはを?」
「そう。多分なのはさんは強い子だから辛いなんて所少しも外には出さないと思うけど、でもきっと辛いはずよ。そんななのはさんを支えなくちゃいけないのは、フェイト、あなたなのよ」
そんなリンディの言葉に再びフェイトの心に決意が生まれる。
「フェイト、これからしばらくの間あなたは休暇になります。なのはさんを見ている人がいるし、あなたも仕事は手につかないでしょ?本局には私が話しを通しておくわ。‥‥フェイト、できるかぎりなのはさんを助けてあげて」
リンディの言葉にフェイトは
「はい、母さん」
とはじめに頷いた時と同じように意志を持った顔でリンディにこたえた。
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