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「‥‥ちゃん。‥‥‥フェイトちゃん」
名前を呼ばれて朝日が差し込みはじめた病室でフェイトは目を覚ました。
どうやらパイプ椅子に座ったままベッドにうつぶせて寝てしまっていたようだ。
フェイトはまだ目が半分しか開いていないまま自分を呼ぶ声の方へ顔を向けた。
と、その瞬間フェイトの目が大きく見開かれた。
「な、のは?」
そんなまだ夢心地なフェイトになのはが弱々しく笑みをつくる。
「うん。‥‥心配、‥かけちゃったみたいだね。‥‥‥‥ごめんね、フェイトちゃん」
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