夜があけて

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「‥な、んで?‥‥」 フェイトは顔を上げて再び涙の溜まった目をしてつづける。 「なんで?‥‥どうして?‥‥‥どうしてなのはがこんなめにあわなくちゃならないの!?」 「フェイトちゃん‥‥」 フェイトの叫びになのはが押し黙る。 「‥‥なのはは、ずっと、ずっと皆のために頑張ってきたのに。‥‥‥‥なのはは私を救ってくれた。なのはのおかげで私は今こうして笑っていられる、幸せでいられる、なのはの友達でいられる。‥‥全部なのはのおかげだよ?‥それだけじゃない、なのはは、はやてやシグナム、ヴィータ、シャマルさん、ザフィーラ達だって一番な形で助けてみせたし、それからも数えきれないくらいの人を助けてきたし救ってきたのに‥‥‥その為にずっと頑張ってきたのに‥‥どうして「その」なのはこんなめにあわなくちゃダメなの?‥‥‥‥次は‥‥次は、なのはが幸せになる番じゃないの!?」
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