夜があけて

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「私、が?」 「うん」 なのはが頷く。 「フェイトちゃんと出会えて、知り合えて、それに友達になれて、一緒におしゃべりできて、それに‥‥今も一緒にいられて‥‥‥‥だから、私は幸せだよ?」 「なのは、‥‥‥でも‥‥私は一緒にいることしかできない、何も‥‥何もなのはにしてあげることができない‥」 そう下唇を噛むフェイトになのはは 「うぅん、フェイトちゃん。‥‥フェイトちゃんが一緒にいてくれるから、私は安心していられるんだよ?」 「でもっ‥‥それでも」 フェイトの赤くなった瞳から再び涙が流れる。 そんなフェイトの手をなのはベッドから自分の手を伸ばしてギュッと、でも優しく握りしめた。
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