その微笑みの本当の意味は

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フェイトが戻った時なのはの病室のドアは開いていた。 フェイトがその入り口から中を覗くと夕焼けに赤く染まった部屋でなのはが体を起こして窓の外をぼんやりと眺めていた。 その表情はどこか哀しげで、その目はどこか虚ろで何も目の前のものを移してないふうだ。 フェイトはそんななのはに吸い寄せられるように部屋に足を踏み入れた。 その時、  なのはの目から涙が頬をツーと流れた。
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