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｢フェ、イトちゃん｣
なのはの顔から笑みが消えやがて表情が崩れる。
目に涙が溜まり初めて、溢れた涙が頬を伝わる。
｢なのはっ｣
フェイトは堪らずなのはを抱き締めた。
そしてフェイトの胸に顔を埋めることになったなのはの口から嗚咽まじりの声で言葉がはっせられはじめる。
｢私‥‥‥皆に心配かけるんじゃないかって、それに‥‥笑ってないと私の何かが折れちゃうんじゃないかって‥‥。だから、ずっと自分に嘘ついて、笑顔のままでいようって思ってたの。‥‥‥でもホントは、もう歩く事もできなるかも、とか考えちゃって‥‥‥私‥‥怖くて、怖くて、怖くて。どうしようもなく不安で。‥‥‥どうしたらいいか、わかんな、くなっちゃっ、て‥ぅぅ｣
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