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そんなフェイトになのはは優しく、
「大丈夫。フェイトちゃん、私もフェイトちゃんのこと大好きだよ」
と言った。
しかもなのはの目は潤んでいて顔全体も赤いが、頬は他に増してさらに赤い。
フェイトはゴクンと喉を鳴らす。
「なのは‥」
フェイトはそのなのはの言葉に身動きできずに固まる。
しかしなのはは
「フェイトちゃん?」
と固まったフェイトを訝しんだ。
そう、超天然少女のなのはは深い意味じゃなく、素直な気持ちをそのまま言葉にしただけだった。
その推測(ほぼ間違いない)にようやく思い至ったフェイトはホッとした気持ち1割、残念な気持ち9割強のため息をついた。
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