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なのはが眠りに堕ちたことを確認したフェイトはそっと握っていたなのはの手をはなして立ち上がった。
そして暫くなのはの寝顔を眺めてから静かに部屋を出ると開きっぱなしになっていたドアを音が出ないように気を付けながら後ろ手に閉めた。
フェイトは「ふぅ」とため息をついた。
なのはの前でこそ耐えられたが外に出た瞬間フェイトの表情に影がさす。
なんとかなのはの前では笑顔でいられたが、フェイトは内心なのはの気持ちを察せなかった自分に憤りをおぼえていたのだ。
こんな自分になのはのそばにいる価値なんてあるのかなぁ?とフェイトは悩んでしまう。
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