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なのはの病室から「シャリ、シャリ」という音がしている。
フェイトがパイプ椅子に座って林檎を切って、剥いている音だ。
時間はお昼過ぎ、病室の窓からは日の光が差し込んでいてもう明日で年も終わりだという季節なのに暖かい。
どうして、フェイトが林檎を切っているかというと、なのはが病院食を味気なさそうに食べているのを見たフェイトが消化がよくておいしいものを食べさせてあげようと思い立ったからだ。
それで行き着いたのが定番の林檎なわけだ。
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