96人が本棚に入れています
本棚に追加
「フェイトちゃん、実はクッキーに色んな味つけてるんだけどわかる?」
なのはの声でフェイトの意識が思考から戻る。
「うん」
フェイトは頷くとクッキーを一枚とり一口かじった。
「これは‥‥ミント味、かな」
「どれどれ~」
なのははフェイトの手首を掴んで引き寄せると、その手にある食べ掛けのクッキーにかじりついた。
「な、なのは!?」
「うん、ミント味だね。フェイトちゃん正解」
明らかに間接キスだがフェイトと違いなのはは全く気にしていなさそうだ。
と言うよりも間接キス云々に気付いていないようだ。
しかしフェイトの方は若干顔を赤らめて手にある食べ掛けのクッキーを見つめる。
最初のコメントを投稿しよう!