さやうならヴァイス

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がしゃーん! 「あっ」 けたたましい音をたてて作業ツールが散らばる。ヴィヴィオがそれに驚く。 その少し離れたところで作業中のヴァイスがその様子を見ていた。 (ヴィヴィオか。ならしかたないかな。い、いや、そう言えばヴィヴィオを叱っている奴なんていなかったな。よし、俺が人肌ぬぐか) 「こら!ヴィヴィオ」 ヴィヴィオがビクッとなり振り返った。 「ご、ごめんなさい」 ヴィヴィオが俯いてあやまる。 (ん~やっぱりヴィヴィオは賢いな~。い、いやいかんいかん、ここは心を鬼にしなくては)
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