アリサの記憶の宝物

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頭の中でずっとさっきのことが反芻する。 それにつれ、思うにつれ、考えるにつれイライラはましてくる。 苛立ちが最高ちょうにたっしかけた時ちょうど授業終了を知らせるチャイムが鳴った。 そして授業も終わり教室から皆出ていく。 私が立ち上がった時にはもう教室には誰もいなかった。 私も自分のクラスの教室に行き算数の用意をカバンに戻した。 それから校舎前の花壇のたくさんある場所に行くことにした。 そこは私のこの学校での数少ないお気に入りの1つだし、火照った顔を外の涼しい風で冷ましたかったから。
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