逢いたい~本編~

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急いで校舎裏に行くとフェンスの向こうに和哉が立っていた。 でもそこまで来て私の足は急に前に出なくなった。もしかしたらこれが最後の別れになるかもしれないからだ。 不安が襲うなか、私はおそるおそる和哉に近寄り声をかけた。 「和哉どうしてここに?」 それ以上は言葉が出なかった。本当の気持ちを伝えることもできず私は和哉の答えを待った。 すると和哉から返ってきた答えは意外なものだった。
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