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グリッドが退室した後、ふと思い返してみたが色々と謎が多過ぎたので先程の言葉を振り返ってみた、そして
「何人か俺みたいな奴がいるって事か?
わからない……」
と考えたが結局グリッドが何者で何を考えているかわからなかった
また一人になってしまい考える事しか無く、更には時間が経つにつれ考える事すらなってしまった
――何か無いか
そして何かを探そうと無理矢理体を動かして上体を起こし辺りを見渡し、不意にポケットに何かが入ってる事に気が付いた
ポケットからはオレンジ色で水玉模様の入っている小さく綺麗な袋が出てきた
「飴か…」
何故持っていたかは知らないが包装していた袋を開き、飴を口に含んだ
「甘い……」
飴の甘さが口に広がっていきその甘さが口を満たした
飴を食べた所で何かを探す気が失せて再びベッドに背中を預けた
――疲れたな
そんな事を思いながらフッとため息を付き、再びゆっくりと目を閉じた
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