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――……
「おーい起きろー」
その掛け声で布団をもそっと避けて上半身だけ起こした
どうやら朝まで寝ていたらしい
不思議なことに昨日までの痛みはほとんどない
ふと声のした方向へ目を向ける
そこにいたのは見知らぬ女性、特徴としてはぱっと目に入ってしまう真っ青で肩まであり、一本に纏められた髪、そして少しきつめの目つき
「誰、だ?」
首を軽く傾げて尋ねた
「あぁ昨日お前と会った白頭の男が忙がしくて行けないから代わりに頼むと言われた
アマツキだ」
「あぁそうか……よろしく頼む」
「あぁ、じゃあ早速だが場所を移すぞ」
いきなり過ぎて余り頭が回らないが居座らせて貰っているため、とりあえず着いて行く事にした、その前に
「……どこに行くんだ?」
「トレーニングルームだ」
そこで何をしに行くのか少し悩んだが
「わかった」
とだけ答え、ベッドから降りてアマツキという人に付いく事にした
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