プロローグ

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何かを得るために行なった争いは何も生み出さずに、何もかもを奪っていった 自分達の過ちに気が付いた種族達はそれぞれ、二度と同じ様なことが起きない様に互いに距離を離したり、共に共生を歩み出したりと、次第に争いはなくなっていった そのこの頃には世界はかなりの種族達で溢れて返り、繁栄を迎えていた ヒト、獣人、地底人、魚人、魔人等……他にも様々な種族達が別々の住みかを持ち、個々に点在していた しかし種族達が繁栄を持たらした頃、再び種族達の中で意見の対立が生まれた 例え種族が同じでも考えまで全て同じ者達などいない 中には生活のさらなる繁栄のために土地を奪え等と口にする者、このまま昔からの生活を続けようという者、温厚派と過激派に別れた 昔、自分達の犯した罪や愚かさをも忘れて瞬く間に堕落していった
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