白日(はくじつ)

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星は学校でぼんやりと授業を受けていた 頭は良いので特に授業を真剣に受ける必要はない 教壇では… 馬鹿なクラスメートが問題が解けず教師に怒られていた (馬鹿な奴だ。こんなレベルの授業もまともに受けられないのか?) 星は心の中であざけ笑った やがて教師はヒートアップして… 叱りは… 体罰に変わった… 「こんな問題も解けないって言うの!?なんておバカでしょう?………………ハイッ!指導ゥ!!!」 馬鹿がビンタを喰らう 「指導ゥ!指導ゥ!指導ゥ!指導ゥ!」 やがて往復ビンタに変わった 星はその光景を (あっ!ちょっとうらやましいかも…) そう思ったが (違う違う!かわいそうだ!うらやましくなんてないぞ!) 星は頭を降り、体罰を見ないように窓の向こうのグランドに目を泳がせる
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