第二章

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今日もいつもとかわらない1日 そうなるはずだったのに―・・  「お父ー!おかえりいー!」  「おかえりなさい、父上」 わたしと兄が 父の元まで駆け寄った  「・・・・・・」 しかし父は黙ったまま  「あなた、おかえりなさい」 いつもと様子が違うと 思ったのか 母が台所から出てきて 父に声をかける  「・・・・・・・・」 それでも さっきから下を向いてばかりで 父は何も言おうとしなかった .
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