第二章

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 「あなた、  どうかなさいましたか?」  「・・・っ、――・・・ネ・ェ・・」  「っ!」 父が泣きながら なにかを呟いた―・・・ 母がこれは ただことではないと思ったのか 父を一番奥の部屋に連れて行く わたしと兄はただ呆然と 弱々しく歩くお父の背中を 見ていることしかできなかった .
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