第一章

7/7
809人が本棚に入れています
本棚に追加
/134ページ
この花魁道中の真ん中を 若衆に守られながら 長柄傘の下堂々と 内八文字歩きで しなりしなりと歩く女 雪のように白い肌に 吸い込まれそうになるほど 澄んだ瞳 赤い―・・・ まるで血のように赤い―・・・唇 この女のためなら国が1つ 滅びてしまうのではないかと 思われるほどの魅力を持つ 傾城の美女 ―― 赤桜太夫 ――   (アカサクラ) .
/134ページ

最初のコメントを投稿しよう!