理科室

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夜中の11時。 この時間の学校は、1番怖い。 健二は、理科室に筆箱を忘れているのに気づき取りに行った。 なにも見えない校舎を、一人で急ぎ足で進んでいく。 5分後。 やっとのことで、理科室に着いた。 ドアを開けると、背筋が凍るような寒けがした それでも気にせず中に入っていく。 手探りで電気のスイッチを探し、明かりをつけた。 そのときだった。 目の前に人体模型が突然現れたのだ! 驚いた健二は、全力疾走で理科室から逃げ出した。 なにも見えない廊下をひたすら走る。走る。走る。前の壁にも気づかずに走る。走る。走る。 健二は壁にぶつかった。 運が悪く頭からぶつかった。 血が噴きでている。 健二は死んだ……
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