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母親は諦めたように部屋を出た。
少しも経たないうちに父親を連れてきた。
父親は単調に言った。
「休みグセがつくといけないから、明日は行った方がいいと思うぞ。
次の日は休んでもいい。」
………………。
「あと留年しない程度に休むんだぞ」
そういって父親は部屋を出た。
「ちょっと、あなた!」
母親はもっと違う言葉をかけて欲しかったらしい。
私はベッドから起き上がって、明日、必要な勉強道具をまとめた。
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