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迷いの竹林。
妹紅の住む場所は里の人々からそう呼ばれ、普段から近づこうとしない。
竹は成長が早いため、印をつけても次に見たときにその印が成長と共に押し上げられるため、方角を見失う。
また切られることのない竹は成長をし続け、日の光さえも遮断し、昼間でも薄暗いということも迷う原因になっている。
そんな竹林に住み、里とを何の問題もなく行き来できるのは人間でも妹紅くらいだった。
もっとも、『人間』と称していいか怪しいものだが。
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